ソリューションの考え方 実績とソリューション

市場と顧客ニーズの変化、サービス産業の多様化とセグメント化が進む中で、答えは一つではない時代が訪れています。世の中の変化に対応したソリューションを考える時、2つの方向からのアプローチが重要です。

1.領域を明確に - 先進小売業の基本システムイメージ(例)

一つは、業務改革の課題を明確にすると共に、自らのビジネスを構成する業務とシステムの機能領域を整理することです。下図「先進小売業の基本システムイメージ」は、システム改革を図るべき領域を7つに区分し、各領域のシステム化の考え方やソリューションの方向性を整理したものです。システム改革の領域の区分は、組織の区分と必ずしも一致しません。一組織の機能で完結する業務が少なくなっている事と組織をまたいで効果や生産性を高める努力が求められているからです。図に一例を示しましたが、「1.情報共有システム」は全分野に関連が深く、部門横断型にデザインすべきであり、独立した一つのシステム領域として区分しています。
この領域の一例のみサブシステムの詳細を明記しますが、小売業の基本的なシステム領域は下図「先進小売業の基本システムイメージ」に示す通り7つに区分されると考えており、各々に○数字で示す数のサブシステムの詳細があります。企業の方針やビジネス領域に応じて、様々なノウハウや事例を検討して独自のソリューションをデザインする事が重要です。 7つのシステム領域は、その為の視野と分母としての総合性を提供するものであり、これらの詳細システムを適用、組合せて、企業の総合システムをデザインします。

先進小売業の基本システムイメージ

2.外から学ぶ、最適ソリューションの組立 - システムソリューションによるイノベーションの推進(例)

ソリューション構築のアプローチに於いて、もう一点重要なポイントは、いくつもの答えを検討し、自らにふさわしい答えを導き出し、創り上げる事です。この時、重要な事は成功事例の学習を自らの業種、業界に限定しない事です。まさに、「売れ筋は外にある」の言葉の通り、外から学ぶことが重要です。
私自身セブン-イレブンでの25年、フューチャーでの8年、2010年からの大学やコンサルティングでの学習の中で、様々な企業、業種、業界の方々と交流し、新たなソリューションを学び創り出して来た経験が財産となっています。
変化に対応したシステムソリューションは、自らに最適なものを、プライオリティをつけ、バランス良く構築して行くことが大切です。
下図「システムソリューションによるイノベーションの推進」は、小売業の主要システムソリューションと成功を修めている小売業のキーソリューションとの関係を示しています。各企業は斜線で結ばれたソリューションをキーソリューションとして構築し、成果を上げています。
ここでも答えは一つではなく、自らに合ったソリューションの構築が重要な事が見て取れると思います。
「売れ筋は外にある」の考え方は、企業経営に外のノウハウ、能力を組込むことの重要性を示しており、私共のコンサルティングはこれに応える提案を行って参ります。

システムソリューションによるイノベーションの推進
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